クリニックで看護師として働いているけれど、周りから「使えない看護師」と思われていないか、不安に思った事ありませんか?
自分では精一杯仕事をしていても、なんだか空回りしている気がする事ありますよね。
ここでは「使えない看護師」から脱出して「気の利く看護師」にステップアップする方法をお伝えします。
この記事で解決できるお悩み
- 使えない看護師ってどんな人?
- どうしたら使えない看護師から抜け出せる?
仕事をテキパキこなして、周りから信頼される看護師と思われると、仕事も楽しくなりますよ!
「使えない看護師」の特徴5つ
クリニック勤務で「自分、使えないと思われているのかな…」と不安になることはありませんか?
実は、同じ悩みを抱えている看護師は少なくありません。
でも、何が「使えない」と思われる原因なのかを知ることで、改善の糸口が見つかります。
以下の特徴に心当たりがあるなら、ほんの少し意識を変えるだけで大きな違いが生まれますよ。
業務の優先順位がつけられない
忙しいと、どれを先にやるべきか迷ってしまうこと、ありませんか?
業務が次々に押し寄せるクリニックでは、優先順位を間違えると焦りが生まれ、結果として患者さんや同僚にも迷惑をかけてしまいます。
例えば、「薬を準備する前に患者さんのバイタルを測るべきだった…」なんて経験はないでしょうか?
解決のためには、毎朝の「今日の仕事」をざっと見直すことから始めましょう。
- 緊急性の高いもの(医師からの指示や急変対応)
- 時間が決まっているもの(診察補助や検査)
- 余裕があれば取り組めるもの(記録整理や後片付け)
このように頭の中で3つに分けて整理する習慣が身につけば、焦る場面が減っていきますよ。
コミュニケーションが不足してトラブルを招く
「人づきあいが苦手だから、無理に話さないようにしている」というのは、クリニックでよくある悩みです。
でも、看護師はチームワークが大切な仕事。
医師や同僚とのちょっとしたすれ違いが大きなトラブルを引き起こすことも少なくありません。
例えば、医師に「今すぐ報告するべきだった」と後から怒られてしまったこと、ありませんか?
コミュニケーションが不足すると、相手が何を期待しているのか分からず、自分も周囲もストレスを感じてしまいます。
小さな会話でもいいので、自分から「お疲れさま」と声をかけてみることから始めましょう。
少しずつ慣れてくれば、相手との距離が縮まりますし、困ったときに助け合える関係も作りやすくなりますよ。
患者さんのケアにムラが出る
忙しいと、ある患者さんには丁寧に対応できても、別の患者さんには「つい簡単に済ませてしまった…」ということ、ありますよね。
でも、患者さんから見ると「この看護師さん、ちゃんと見てくれてないのかな?」と感じられてしまいます。
ケアにムラが出るのは、仕事に追われている証拠。
それでも、全員に同じレベルの対応を心がけるには、意識的に自分のペースを整えることが大切です。
具体的には、「まず笑顔であいさつ」「次に患者さんの名前を呼んで声をかける」という2つのステップを忘れないことが有効です。
簡単なことの積み重ねが、相手からの信頼を生むんですよ。
ミスを隠してしまうクセがある
「また失敗してしまった…。怒られるのが怖いから黙っておこう」と思ったことはありませんか?
でも、ミスを隠すと後で大きな問題になり、周囲からの信用を失う原因にもなります。
私も新人の頃、小さなインシデントを隠したことで、後からチーム全体を巻き込むトラブルになったことがあります。
そこから学んだのは、早めの報告が自分の成長につながるということ。
ミスを報告するのは怖いですが、正直に伝えることで「次はどうすればいいか」という学びを得られます。
自分を責めるのではなく、「次にどう改善できるか?」という気持ちで前向きに向き合っていきましょう。
自己成長への意欲が低いと思われてしまう
「日々の業務で精一杯。勉強する余裕なんてない…」と感じることはありませんか?
でも、自己成長への意欲が低いと見られると、周囲から「向上心がない」と思われてしまいます。
クリニックは常に変化し、最新の知識を求められる職場です。
成長を続けるためには、大きな努力は必要ありません。
- 勤務後に10分だけ最新の医療ニュースに目を通す
- 週に1度、気になる看護技術をネットで調べる
このように、少しずつ学ぶことで「努力している自分」を実感できるようになります。
自己成長の意欲は、仕事のモチベーションにもつながりますよ。小さな一歩が、大きな自信に変わる瞬間をぜひ体験してください。
クリニックで「使えない看護師」と思われないコツ10選
患者さんに寄り添う「共感力」を磨く
看護師として大切なのは、患者さんの気持ちに寄り添うことです。
ただ業務をこなすだけでは、信頼関係は生まれません。
「この看護師さんに話を聞いてもらいたい」と思ってもらえるかどうかが、働きやすさを左右します。
忙しい中でも、患者さんの目を見て「どうされましたか?」と尋ねる一言は、相手の不安を和らげます。
体調不良を訴える患者さんがいても、すぐに「検査します」ではなく、
「不安ですよね。少しお話を伺わせてください」と声をかけてみましょう。
その一言が、患者さんとの距離を一気に縮めます。
共感力を磨くことで、相手も心を開きやすくなり、あなた自身も仕事がスムーズになります。
忙しい現場でも「迅速な行動力」を身につける
クリニックはスピードが命です。
次々と患者さんが来院し、待ち時間を減らすために看護師の迅速な動きが求められます。
しかし、ただ急ぐだけではなく「正確さ」も同時に大事です。
焦るとミスが増えるため、まずは「次に何をするべきか」を頭の中で整理しましょう。
例えば、採血の準備をする際、「必要な器具はすべて揃っているか」を事前に確認することで、スムーズに対応できます。
準備が整っていれば、「お待たせしました」と自信を持って対応でき、患者さんの不安を減らせます。
日頃から小さな行動を積み重ね、自然と素早い動きができるように意識してみましょう。
指示通りだけじゃダメ!「状況判断力」を鍛える
クリニックでは、指示を待つだけの受け身では不十分です。
患者さんの状態や現場の状況に応じた柔軟な対応が求められます。
「次に何が必要か」を自分で考え、行動に移せる看護師は重宝されます。
例えば、医師が忙しい時に
「今は声をかけるべきか」「何を先に準備しておくべきか」といった判断ができれば、周囲の信頼を得やすくなります。
自分から動いて「今、何が求められているか」を考える癖をつけましょう。
その積み重ねが、自然な状況判断力を育てます。
周囲との信頼を築く「報連相」の徹底
「報連相」(報告・連絡・相談)はどんな職場でも重要ですが、クリニックでは特に欠かせません。
小さなミスやトラブルが患者さんの不信感につながるため、早めの報告が大切です。
自分一人で抱え込まず、周囲と情報を共有しましょう。
患者さんが「いつもと様子が違う」と感じた時、それをすぐに医師や同僚に伝えるだけで、早期対応につながることがあります。
「小さなことでも報告する」という意識を持つことで、職場全体の信頼感が高まります。
「ミスを防ぐ習慣」で安定した業務をこなす
どんなにベテランの看護師でも、ミスは避けられません。
ただし、ミスを減らすための「習慣」を身につけることはできます。
例えば、ダブルチェックを徹底する、記録をこまめにつける、といった日々の小さな工夫が、ミスの発生を防ぎます。
忘れがちな業務には、付箋やメモを活用するのも有効です。
「いつも確認する」習慣を持つことで、どんなに忙しくても正確な対応ができます。
安定した業務をこなすことが、周囲からの信頼を高める第一歩です。
患者さんが安心する「丁寧なコミュニケーション」
どんなに技術が優れていても、言葉が足りないと患者さんは不安になります。
「伝える」だけでなく、「相手に伝わったか」を確認する意識が大切です。
「ご不明点はありませんか?」と尋ねる一言が、患者さんの安心感につながります。
時間に追われない「タスク管理術」を身につける
クリニック勤務では、時間の管理が重要です。
複数のタスクを同時にこなす場面も多く、「何を優先すべきか」を見極める力が求められます。
優先順位をつけ、計画的に業務を進めることで、時間に追われず落ち着いた対応ができます。
「朝一番に準備するべきもの」「後で対応しても良い業務」など、優先順位をリストにまとめておくとスムーズです。
小さなことでも計画を立てる習慣が、日々の業務を楽にしてくれます。
ドクターと連携する「適切なサポート力」
医師と看護師の連携が取れているかどうかで、患者さんへのケアの質が変わります。
指示を待つだけではなく、「次に何を準備するべきか」を考え、先回りした行動ができるよう意識しましょう。
例えば、診察室で医師が使う器具をあらかじめ準備しておけば、スムーズに診察が進みます。
「少し先のことを考える」意識を持つことで、周囲から頼られる存在になれます。
「最新の医療知識」で現場に貢献する
医療は日々進化しており、知識のアップデートが欠かせません。
新しい治療法や薬剤について理解しておくことで、患者さんへの説明もスムーズになります。
学ぶ姿勢を持つことが、クリニックでの成長につながります。
「知らないことをそのままにしない」意識が、あなたを成長させる力になります。
ネガティブ発言禁止!「前向きな姿勢」をキープ
職場での態度は、周囲に大きな影響を与えます。
ネガティブな言葉は、周囲の雰囲気を悪くするだけでなく、自分自身のモチベーションも下げてしまいます。
常に前向きな姿勢を心がけましょう。
前向きな言葉を使うことで、職場の雰囲気も良くなり、あなた自身も働きやすくなります。
先輩看護師からも評価される!気が利く行動の具体例
先回りの準備!診察前に必要物品を準備
医師が診察に集中できるよう、次に使う器具やカルテを先に準備することはとても重要です。
「あれ持ってきて」と言われる前に行動できる看護師は、周囲から高く評価されます。
患者さんへの気遣い!「次の流れ」を説明
患者さんが不安になりやすいのは「これからどうなるのか分からない」時です。
「次は何をするのか」「どれくらい待つのか」を伝えるだけで、安心感を与えることができます。
休憩中も気が利く!忙しい同僚へフォロー
クリニックでは同僚も忙しいため、ちょっとしたフォローが喜ばれます。
例えば、患者対応が立て込んでいるときに「何か手伝おうか?」と声をかけるのも効果的です。
声をかけづらい場合は、忙しそうな同僚の記録を手伝ったり、物品の補充を進めるなど、さりげないサポートも気が利く行動の一つです。
まとめ
「使えない看護師」と思われないためには、少しの意識と行動の積み重ねが大切です。
不安を抱えるのは誰にでもあることですが、自分の課題を理解し、小さな改善を積み重ねることで、確かな成長を実感できます。
優先順位を整理し、積極的なコミュニケーションを心がけるだけでも、日々の仕事がスムーズになります。
忙しい中でも患者さんへの気遣いや同僚へのサポートを忘れずに行動することで、信頼される看護師に一歩ずつ近づいていきましょう。