クリニックって入院患者は来ないし、緊急手術はないし、夜勤もないし週末休み。
そんな働き方をしてみたいな、と思ったことはありませんか?
でも中には、スタッフの入れ替わりが激しく、常に募集されているような「スタッフがすぐ辞めるクリニック」があるんです。
一大決心をして転職をして、入った先がブラック企業ならぬブラッククリニックだったら…
何のために転職をしたのかわからなくなりますよね。
この記事で解決できるお悩み
- スタッフがすぐ辞めるクリニックの特徴は?
- 自分に合うクリニックを見つけるためには?
離職率の高いクリニックの特徴を知っていれば、転職する際にも見学や面接の段階で見極めることが出来ます。
自分が働きやすいと思えるクリニックを選ぶ目を養いましょう!
スタッフがすぐ辞めるクリニック特徴7選
ここでは「スタッフがすぐ辞めるクリニックの特徴」を7つお伝えしていきます。
この特徴にあてはまるクリニックに就職すると、満足のいく働き方が出来ず、自分もすぐに退職することになるかもしれません。
特徴を知ることで、満足度の低いクリニックへ就職することは避けましょう。
1.人間関係のトラブルが多い
小さな職場での人間関係のトラブルは深刻です。
仲が悪いまま仕事をするのは、精神的な負担が大きく、業務にも影響が出ます。
挨拶が無視されたり、些細なミスを責められたりするだけでも大きなストレスです。
また、院長や上司がこうした問題を見過ごすと、孤立感を強く感じやすくなります。
2.人手不足が常態化
常にスタッフが足りない状態では、一人ひとりの業務量が増えます。
新しいスタッフが入っても、すぐ辞めるためにまた負担が増える悪循環が起こります。
忙しい日々が続くことでスタッフ同士の余裕がなくなり、ギスギスした雰囲気に陥りやすくなります。
3.教育・研修制度が整っていない
新人に対する教育が不十分なクリニックは、早期離職の原因になります。
最初から「これくらいできて当然」という態度を取られると、慣れる前に心が折れてしまいます。
現場任せの教育では、個人の成長が見込めず、「このままでいいのか」と不安を抱えることも少なくありません。
4.スタッフの意見を無視する風土
職場の改善点や悩みを相談しても、「そんなの無理」と一蹴される職場はスタッフのやる気を削ぎます。
意見が反映されない状況が続くと、スタッフは「ここにいても無駄だ」と感じ、離職を選びます。
また、上司や院長に意見を言うこと自体がタブーになっている場合もあります。
5.給与や待遇が他院と比べて低い
給与が平均よりも低かったり、ボーナスが少ないと、働き続けるモチベーションを維持するのが難しくなります。
また、福利厚生が十分でないと、他の職場へ目が向きやすくなります。
忙しいのに見合った報酬がないと、仕事の意味を見失ってしまうこともあります。
6.仕事内容が曖昧、マルチタスクを強要
看護業務以外の雑務を押し付けられるクリニックでは、スタッフの不満が溜まりやすいです。
たとえば、受付や事務作業まで看護師が担当するケースが多くあります。
役割が不明確なまま業務をこなすことで、疲れが蓄積し、離職の引き金になることがあります。
7.スタッフの入れ替わりが早く、信頼関係が築けない
頻繁にスタッフが辞めてしまうと、残ったメンバーでの信頼関係が築けません。
入ったばかりのスタッフがすぐに辞めると、「どうせすぐいなくなる」と思われ、人間関係も希薄になりがちです。
毎回新しいスタッフに教える負担も増え、疲弊したメンバーがさらに辞めていく悪循環が続きます。
自分に合うクリニックを見つけるポイント
スタッフがすぐ辞めるクリニックの特徴を知ったところで、次はあなたに合ったクリニックの選び方について知りましょう。
ポイントは就職する前にそのクリニックの風土や雰囲気を見極めることにあります。
では、どうやって見極めたらいいのか?詳しく見ていきましょう。
離職率の低いクリニックの見極め方
「次は長く働ける職場を見つけたい」と思うのは当然のことですよね。
離職率が低いクリニックには、共通した特徴があるものです。
お互いに支え合える環境かどうか、福利厚生は充実しているかなど、事前に知っておきたいポイントがあります。
入職してから後悔しないためにも、満足して働ける職場かどうかは確認したいところです。
上記のポイントを詳しく見ていきたいと思います。
スタッフ同士が自然に協力し合っているか
離職率が低い職場では、チームワークが円滑で、スタッフが助け合っています。
誰かが忙しいときには、他の人がフォローする姿勢が自然と見られます。
- 見学時にスタッフ同士が会話しているかを確認する
- 「看護師同士でどのように連携していますか?」と質問してみる
私が以前見学したクリニックでは、休憩中にスタッフ同士が笑い合っており、協力する雰囲気が伝わりました。
こうした環境は安心感につながり、長く働きたくなるものです。
設備や物品の整備が行き届いているか
設備が整っているクリニックは、業務がスムーズでスタッフに無理がかかりません。
必要な物品が揃っていることで、ストレスも減り、仕事が効率よく進みます。
- 診察室やナースステーションが整理されているか観察する
- 「物品は十分に揃っていますか?不足することはありますか?」と質問する
院長や管理者がスタッフを気にかけているか
離職率の低いクリニックは、院長や上司がスタッフをよく観察し、無理がかかっていないかを気にかけています。
上司のちょっとした気配りが、スタッフの安心感を生み出します。
- 見学中に院長がスタッフに声をかけている様子を見る
- 面接時に「スタッフの負担が大きいときはどのように対応しますか?」と聞いてみる
休憩や福利厚生が充実しているか
長く働ける職場では、適度な休憩が確保され、福利厚生も充実しています。
食事補助や健康診断のサポートなど、働く人への配慮が見える職場は、安心感を与えてくれます。
- 見学時にスタッフがどのように休憩を取っているか確認する
- 「休憩時間はしっかり取れますか?」と面接で尋ねてみる
あるクリニックでは、スタッフ専用のリフレッシュルームがあり、リラックスできる環境が整っていました。
こうした配慮が、働きやすさにつながります。
職場全体の雰囲気が穏やかであるか
雰囲気の良い職場は、自然とスタッフの定着率も高くなります。
穏やかな空気の中で働くことは、日々の業務のストレスを減らし、モチベーションを保つ助けになります。
- 見学時にスタッフの様子をよく観察する
- 「職場の雰囲気はどんな感じですか?」と直接聞いてみる
事前の職場見学で確認すべきこと
求人票や面接だけではわからないことがたくさんあります。
実際の働く雰囲気を知るには、職場見学が大切です。
特に看護師の仕事は、日々のチームワークが鍵となります。
気になるクリニックがあれば、見学の機会をお願いしてみましょう。
職場の空気感は実際に見ないとわかりません。
見学を通して、自分に合う職場か見極めましょう。
面接で必ず聞きたい質問3つ
面接は自分を売り込む場でもありますが、同時に職場の実態を探るチャンスでもあります。
面接時にうまく質問することで、クリニックの働きやすさが見えてきます。
曖昧にせず、気になる点はしっかり確認することが大切です。
質問をすることで、クリニック側が誠実かどうかも見えてきます。
あなたの転職が成功するよう、しっかりと準備して臨みましょう。
まとめ
新しい職場で働くなら、心から「ここで頑張りたい」と思える場所がいいですよね。
この記事で紹介したポイントを押さえておくと、見学や面接の段階でクリニックの雰囲気をしっかり見極められます。
以上が満足度の高い職場を見極めるためのポイントになります。
スタッフ同士が支え合い、負担を分け合える職場を見つけることができれば、心の余裕も生まれます。
焦らずに、自分に合ったクリニックを探しましょう。安心できる環境で働くことで、毎日の仕事がきっと充実したものになりますよ。