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職場の師長に嫌われていると感じた時の対処法

泣いた看護師
泣いた看護師

私にだけ、師長の態度が怖い気がする…

同期のAちゃんにはいつもニコニコしているのに…

どうやったら円滑にコミュニケーションが取れるの?

ただでさえ仕事に行くのは憂鬱。

師長は基本的に病棟で日中仕事をするため、委縮したままだと日勤から逃げたくなりますよね。

まずはどんな師長がいるのか把握して、自分でできる対策をしてみませんか??

この記事を見て解決できる悩み

  • 嫌われているかもしれない、と思うのはどんな時?
  • 円滑にコミュニケーションをとるためには?
  • 気持ちの持ち方
  • どうしても辛いときの最終手段

さこぼです。

新人で病棟勤務していた当時、

メンバーの半数以上が苦手・怖いメンバーで構成されていました。

その中で生き抜いた処世術をお伝えします。

さこぼ
さこぼ

職場の師長に嫌われるかも?

看護師長から受けたモヤッとエピソード

看護師として働いていると、「この師長は性格が悪いかも…」と思う瞬間が少なからずありますよね。

実際に受けたモヤッとエピソードを紹介します。

え、今この場で言う?!

朝の申し送り後の、まだナースステーションにスタッフが大勢いる時間。

怖い看護師長
怖い看護師長

ちょっとあなた!昨日の入院患者さんの記録、全然書いてないじゃない。入院受けした人の仕事でしょ?

泣いた看護師
泣いた看護師

あの、、、はい…。(Bさんが代わりにやってくれるって言ったんだけど…。Bさん目そらしてるし、Bさんのせいです!っていうのもな…)

当時1年目で立場も弱いし、先輩のせいにするのが申し訳なくて何も言えなかったんですけど…

仮に自分のミスのだったとしても、大勢の前で言うのは違いますよね。

場を考えて、せめて落ち着いた口調で話してほしい。みんなの視線が痛いです。

それってパワハラじゃない…?

泣いた看護師
泣いた看護師

すいません…!汚物処理室の汚物用流しが詰まりました…。スッポンどこにありますか?

怖い看護師長
怖い看護師長

あなたね!!!病院の物品なんだと思ってるの?!スッポンくらい自分で探しなさい!!

おまけに看護師長室の机をバーーン!と叩く始末。めちゃくちゃ威圧的。

今考えたらパワハラで総看護師長に訴えるレベルです。

そんなこと言われても、その後の仕事のパフォーマンスが落ちるだけ。患者さんにも元気がないと心配されました。

態度冷たくない…??

怖い看護師長
怖い看護師長

(Aちゃんとの会話中、超笑顔)
Aちゃんって今度ご家族と温泉旅行に行くんだよね?いいねぇ、親孝行で。またお土産話聞かせてね!

泣いた看護師
泣いた看護師

あの、師長さん…。患者さん家族の病状説明の日にちなんですけど…

怖い看護師長
怖い看護師長

え、そんなことまだやってなかったの?この時間まで何やってたの?(見下す顔)

人によって態度が急変する師長、周りにいませんか?

ハマれば円滑にコミュニケーション取れるのですが、ハマらなかったら最悪

怖い看護師長の特徴

何が基準で怖いと思うのか?以下にまとめました。

目つきが鋭い

意にそぐわないことが起きると出る眼差し。

蛇に睨まれた蛙状態。ポケモンで言うとひるんで技が出せない状態。一種の特殊攻撃です。

目は口程に物を言うと言いますが…。目から冷気を感じさせるとは、すごい力です。

言葉に温かみがない

声のトーンが異常に低い看護師長。怖いです。

人によってトーンを使い分けるの、売れっ子DJかと思うほど正確にトーンを使い分けます。

「患者さんと接する時はいつも相手の気持ちに寄り添って…」と指導されますが、スタッフにもそのスキル使って欲しい!

高圧的な態度をとる

先ほどの机バーン!事件も記憶に新しいですが…

年度末の面談中、看護観をすぐ答えられなかった私に対し、師長がメモしていた書類を机の上にバサッと放り投げられたこともあります。

ザ・高圧的。突然の問いに頭がフリーズすることもあるじゃないですか。

物に当たるのは、よくないと思います!!

ヒステリック

厳しいを通り越して自分の感情をぶつけられているーー!

感情コントロールが上手く出来ず、爆発したらもう手がつけられません。1言われた事を10まで理解できません!!

看護師長に伝えたい!

看護師の業務に対する不満

看護師として働く中で、業務に対する不満って感じたことありますよね。

よくある不満をまとめてみました。

えげつない人手不足なんですけどー!

看護師の世界は平均的に人手不足だと言われていますよね。

私が勤めていた病院では、病院の方針が変わった時期に看護師が大量に退職した時期があって、それはひどい人手不足になりました。

泣いた看護師
泣いた看護師

ペアナース制度をとっており、2人で受け持つ数15人前後とか…
日中のケアや検査、手術なんかもあって地獄でした。。

やることが多すぎて笑えます。優先事項が多すぎて猫の手も借りたい、とはこのこと。

スタッフ間もピリピリして皆がイライラしていて…。インシデントだって十分起こりえます。

夜勤がしんどい…辛い…

みなさん、夜勤の時って眠れますか?

患者さんすべてを自分で担う部分」や、「急変時に他メンバー合わせて3人で乗り切らなくてはいけないプレッシャー」が、当時本当に苦手でした。

布団に入るといろいろ心配になって目が冴えてしまって、ほぼ無眠の中「病棟」という夜の街へ繰り出したこともあります…。

泣いた看護師
泣いた看護師

前日勤で状態が悪い患者さん、不穏な患者さん、夜勤日にオペが重なっている…

そんなことが頭に浮かんできては、本気で逃げ出したい気持ちで夜を迎えていました。

病棟の窓から見る日の出が、希望の光に見えたことを覚えています。

しかし夜勤明けになって記録の書き方や業務の不備などを指摘され、気分はアリジゴク状態。辛い。

鬼勤務すぎませんか!

看護師をしていると、看護師として働くために生活しているのかな?という気持ちになります。

休みの日の研修や会議なんてざらにありますよね。

研修や会議は休みではない!!と声を大にして言いたいです。

怖い看護師長
怖い看護師長

看護師というものは日々切磋琢磨するもので、自分の知識や技術向上のために時間を使うべき!

こんな考え方が割と浸透していませんか?私が所属していた部署はみんなこういう考え方でした。

泣いた看護師
泣いた看護師

日・日・日・長日・夜勤・明け・夜勤・明け・休(会議)・日・日…

さすがに辛いですー!!

「大変だけど会議は出たほうが自分のためになるから~」「研修行かないと自分の看護が間違っていそうで不安で…」と、
勉強熱心な人がそろった部署でした。言っていることは分かるけど、休みは休みで確保したいです。

こんな勤務が続くと、さすがにモチベーションが下がってきちゃいますよね。

スタッフへの態度の不満

仕事が出来る看護師

師長さん、基本否定はしません。

看護師スキル、受容と共感を匠の技で使い続けます

何なら、家庭の都合での急な休みや勤務変更だって二つ返事でOKくれます。

お気に入りの看護師

声色が変わります。

ある部署内の個人的な看護発表の場。

「私はやる気を出すため、お気に入りのノートに結果をまとめました!」なんて言い出した同期。

泣いた看護師
泣いた看護師

いやいや、この張り詰めた空気の中何言ってるの!!!

なんて心配をよそに、看護師長ってば答えます。

「えーーー!それはやる気出るよねぇ!ノート1冊もまとめたの??すごい頑張ったじゃん!!」

人は平等でないな、と改めて感じました。

病棟医師

横柄な医師の「処方薬を頼むタイミングが…」「介助方法が…」とか文句を言う医師に合わせて、相槌を打つ師長。

医師にも思うこといろいろありますが、、

師長さん!看護師をもう少しかばってください!!心折れます!!

患者ファーストという名の労働

患者さんを第一に考えることは、いいと思うんです。

入院生活を少しでも快く過ごしてもらいたい。不安なく過ごしてもらいたい。
安心して退院できるように、入院中に知識を身につけて帰ってもらいたい・自分でできることを増やしてもらいたい…

でもそのために、自分を犠牲にしなくてはいけないのかな、、と度々思っていました。

怖い看護師長
怖い看護師長

ちょっと!今から入浴介助と、それが終わったら術後指導お願い!

えーーーー!!私、あと5分で上がる予定なんですけどーー!!しかも珍しく半日勤務でウキウキしてたのに!!

怖い看護師長
怖い看護師長

ちょっと人手が足りないから、やっといて!

自分のために1人で買い物行ったり、家でのんびりする予定は、予定をしては認められないようです…

看護師長からの立場

下っ端看護師から師長を見ると、病棟の絶対的権力者で怖いものなしのように見えます。

しかし案外、裏の顔はそうでもない所もあるのかも…??

転職後に仲良くなった看護師長は、こんなことも漏らしていました。

上司と部下の板挟み

病棟の中ではヒエラルキーの頂点かと思われる看護師長ですが、病棟の外を出れば「師長界の権力争い」があって…

権力の強い・弱いで立場があるようです。

さらにその上にはゴッドマザー的ポジションの総看護師長。この人には逆らえません。

病棟スタッフの接し方の裏には、黒幕として他の師長の方々や総看護師長が潜んでいる可能性もあります。

仕事の責任が重い、精神的に辛い

部下の失敗は自分の責任。「責任者」という立場は重いです。

患者さんやその家族のクレーム対応で、関与していなかった師長さん直々に頭を下げたり、師長会で説明を求められたり…

自分が責められることが頭にちらつき、ついついキツく指導してしまうこともあるのかもしれません。

残業代が出ない

師長さんは病棟の成り行きを見て、リーダーに業務の進行具合を確認して、目途が立ったら帰ります。

病院側の人間になるので、どれだけ残業しても残業代は出ません。疲れた顔をして帰ることも度々ありました…

とは言っても、私がもともといた病棟は師長申告で残業代の申請が出来たので、会議以外の残業代はほぼ付きませんでしたけどね。

プライベートの時間がない

師長さんこそ、ほぼ病院にいるのでは?という状態。当直明けの時以外、ほぼ病院で勤務していたように思います。

それで家族の関係性が崩れてしまった師長さんも、中にはいるようです。家族のご協力あってこそなんですね。

自分から見た相手も、相手には相手の事情があることを知れば、自分の見方も変わることがあるかな…と思い載せてみました。
ストレスの波が高ぶったときに、頭の片隅から思い出してみてください。

嫌われた時の対処法5選

看護師長の人間性の観察

まずは看護師長が他のスタッフと話している内容をよく聞きましょう。どんな内容に対して、何を思っているのか…。

自分なりに師長の感情のパターンを分析してみます。

中に加わってもいい雰囲気だったら、自分からも輪の中に入ってみます。そのとき、誰かを挟んで話すとスムーズにいきます。

まずは自分という人間をアピールすべきです。

的外れなことを言うと逆効果の場合もあるので、加わるタイミングや話す内容はよく考えましょう!

仕事に真摯に向き合う

あとは仕事にまじめな姿勢。これが一番です。

師長の役割は部署の仕事を統括することなのですから。

日々の勉強の積み重ねは必要ですが、仕事で部署に貢献できると認識してもらえたら、師長も少しずつ頼ることが増えるはずです。

仕事をしている以上、仕事の評価で相手の対応が変わってくるのは否めません。

同僚や主任に相談する

師長と自分の関係性を、第三者の立場から判断してくれる人は近くにいますか?

自分の改善点があれば、アドバイスしてもらうのも一つの方法です。

役職に就くような上司であれば師長に上手に提言してもらうこともできますし、間を取り持ってくれる可能性もあります。

同期や身近な先輩・後輩に悩みを聞いてもらえるだけでもすっきりしますよ。

理解者を増やす

上と重なる部分がありますが、理解者を増やすことは大切です。

自分の気持ちを理解してくれる人が身近にいると、仲間意識が芽生えて自然と頑張る力が沸いてきます

助け合いが必要な職場でもあるので、有事の際には力を借りましょう!

関わりは必要最低限にする

頑張っても無理!と確定してしまったら、自分の心のシャッターを閉じるのも手です。

仕事に必要な会話や挨拶は仕方がないですが、極力関わりを減らして、他の同僚と過ごせばいいのです。

もともと仕事上の付き合いであり、どうしても仲良くしなければいけないわけではありません。

どうやったって考えが合わない人、話が通じない人だって、この世の中にはいます。

辛いとき…モチベーションの上げ方

自分に敵意が向いているなと思ったとき、心が折れてしまいそうになりますよね。

でもいつまでもそれに囚われていると、悪い方向にしか考えが進まなくなってしまいます

モチベーションを上げる工夫を取り入れることで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻しましょう!

目標を小さく設定する

自分がきっと達成できるだろう、という程度の目標を作ってみてください。

「今日は患者さんに笑顔で接する」「やるべき業務をやり終える」など、簡単なもので大丈夫です。

小さな成功体験を積み重ねることで、自分に自信がつき、自然とやる気が湧いてきます。

自分を褒める習慣

看護師として毎日頑張っている自分を認め、自己肯定感をあげましょう。

私は毎日仕事に行くだけで、充分「自分を褒める」に値すると思います!

責任感やプレッシャーに押しつぶされそうになっても、逃げることなく、決められた時間に(むしろ手当も出ないのに情報収集のため早めに)ちゃんと出勤するっていうだけで、よく頑張っていますよね!

昨日の自分より+αで何かできたことがあれば、100点満点はなまる付きです!!

私は目標を達成できたときにはコンビニスイーツなどを買って、自分を甘やかしていました(笑)

さこぼ
さこぼ

しっかり休息をとる

前にテレビで「忙」しいという字は、「心を亡くす」と書くという話を聞いてハッとしました。

泣いた看護師
泣いた看護師

家に帰ってもわずかな睡眠しかとれないほどの残業、空いた時間も自己啓発のための勉強、研修、レポート…
自分の時間がありません…。

一人前の看護師になるためには勉強も必要です。が!!

充実した生活を送るためには自分の心を満たしてあげることも必要ですよね

自分の好きな動画を見たり、音楽を聴いたり、買い物へ行ったり、おいしいものを食べたり…

自分の心が喜ぶことを日常に取り入れて、自分を大切にしてあげてくださいね!!

最終手段

部署を異動させてもらう

どうしてもその病棟ではやっていけない!!と思ったらまずは異動を検討してみましょう。

病棟が変われば違う職場に転職したのかと思えるくらい、まったく雰囲気が変わります。

  • 病院共通ルールは異動前と変わらない
  • 同期など顔見知りがいる可能性がある

異動希望さえ通れば、慣れるまで時間は少なくて済みます。

経験年数が長すぎて部署にどうしても必要な人・専門の資格が有利な部署(助産師の資格を持った産婦人科など)は、異動が難しい傾向にあります。

総看護師長に相談する

病棟内で動いても、どうにもならない!!というときの必殺技です。

基本、総看護師長さんはスタッフに対して受容と共感の姿勢を貫き、菩薩のような抱擁感がある人が多いです。

  • 師長さんの態度が明らかに自分に対しておかしい、ひどいことを言われた、などパワハラを疑うレベルのとき
  • 異動・転職を希望しても希望を通そうとしてくれないとき
  • 勤務の組み方が、業務内容やメンバーと比べて偏りがあるとき

このような師長さんに相談しても事態が良くならない!というときは相談していいと思います。

総看護師長さんから、師長さんに口添えしてもらうことで事態が良くなることを期待しましょう!

私の友達でも、退職の際「年休消化」を申し出たら師長さんには一刀両断されましたが、総看護師長に相談して見事勝ち取っていましたよ。

転職する

手を尽くしても報われない、もう疲れた…。そんな時は、自分にとって何が一番大切かよく考えましょう。

師長や同僚のスタッフからくる人間関係の悩みが数か月~1年続く場合、残念ながら修復は難しいです。

根本的に合わないのだと思います。

私は病棟で働いている当初、スタッフの半分のメンバーに対し苦手意識を持っていました…。

他の病棟からも、噂になるくらいの人間関係の悪い病棟だったのですが、まさにという感じ。
感情の起伏が激しい人が多かったです。

さこぼ
さこぼ

悩みの根本が以下のようであれば、自分の努力次第で改善できる部分です。

  • 業務が覚えられない
  • うまく仕事を回せない
  • 勉強や課題が追い付かない

人間関係は仕事をするうえで一番大切な部分だと、私は思います。

心や体に支障をきたして取り返しがつかなくなる前に、職場を離れるのも立派な選択肢だと思います。

心と体を壊してまでやるべき仕事なんてない!と断言します。

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まとめ

よくありがちな「看護師長に嫌われてるかも?」と思う場面や、「看護師長に伝えたい事」をお伝えした後、

「嫌われた時の対処法」として
1.看護師長の人間性の観察
2.仕事に真摯に向き合う
3.同僚や主任に相談する
4.理解者を増やす
5.関わりは必要最低限にする

をお伝えしました。

また自分自身の気持ちをコントロールするための方法は以下の通りです。

「辛いときのモチベーションの上げ方」
1.目標を小さく設定する
2.自分を褒める習慣
3.しっかり休息をとる

仕事以外でもつかえる方法だと思うので、気持ちがしんどくなってきたときにぜひ試してみてください。

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  • この記事を書いた人

さこぼ

病棟看護師として11年勤務。|その後2回転職。| クセの強い師長や先輩に揉まれ、新人時代を過ごす。|急性期・慢性期共に経験し、看護の在り方を考える。

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